兵庫県保護司会連合会の沿革

兵庫県更生保護五十年誌(平成13年3月27日、兵庫県保護司会連合会発行)から抜粋

昭和24年

昭和24年10月8日、兵庫県下26地区少年成人司法保護委員会をもって組織する兵庫県青少年司法保護委員連合会、兵庫県成人司法保護委員会連合会がそれぞれ結成されました。その代表者として両団体を兼ねて、姫路地区少年司法保護委員会長大谷昭道が初代会長となりました。
事務所は、神戸市兵庫区下祇園町の財団法人兵庫県聯合保護会の建物を借用して設置された神戸少年保護観察所の中におきました。
以後、保護観察活動の徹底と更生保護事業の進展、犯罪予防活動の助長、地域社会浄化を目標に掲げ、成人、少年共に目的達成のため協力して事業に当たってきました。
昭和24年度は、結成後数回会合を開いていましたがその議事内容の記録は不明ですが、神戸保護観察協会の設立にご尽力され、昭和27年6月30日神戸保護観察協会が設立されています。この年の刑務所の年末収容人員は96,609人で明治元年以後最高を記録しています。

昭和25年

昭和25年3月、戦犯者の仮出所に対する保護監督を保護司が実施することについて協議されています。4月には兵庫県更生保護会連盟の発足、 5月25日(法律第204号)保護司法が公布、施行され、全国で52,500人、兵庫県下で2,020人が定まりました。
昭和25年10月20日中委第695号訓令保護区並びに保護区ごとの保護司の定数は次の表のとおりです。

昭和25年10月20日中委第695号訓令保護区並びに保護区ごとの保護司の定数一覧表

昭和27年に少年保護観察所と成人保護観察所の統合により神戸保護観察所が誕生し、昭和28年1月26日兵庫県保護司連合会が結成された。

昭和42年1月、兵庫県保護司連盟に改称。

平成11年4月1日、保護司法改正施行(保護司会・保護司会連合会の法定化等)により兵庫県保護司会連合会が発足(兵庫県保護司連盟の事業財産を継承)。